Talking Eyes

プチパパは、山口で元気に暮らしています。痩せたし、ほぼ健康になったし ・・・・ 多少、否、多分に刺激欠乏症気味ですが(笑)

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月の桂の庭

やっとたどり着いた月の桂の庭。1年間に2日だけの限定公開です。

右田毛利家の家老職の家ですから大邸宅を想像していたのですが、意外とこじんまりしていました。長府毛利家の家老西さんチ(現在の長府庭園)のほうがはるかい大きい。

ともあれ、いい眺めですね。

03DSC_3065R.jpg

この表札、新しいのか古いのか、よくわかりませんが、桂さんチ。

03DSC_3067R.jpg

門を入って玄関に着くと、この呼び鈴で来訪を告げます。
田の牛(たのも~!)

03DSC_3068R.jpg

ご家老のお宅の玄関先にこんなダジャレをぶら下げて ・・・・ お人柄がしのばれます(プッ!

玄関を入ると、正面には石の置物、天井には槍。

03DSC_3069R.jpg

ここは二の間。付き人の待合室です。でも、二の間といえども、屏風に石の置物。

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二の間からの南庭の景色もなかなかです。

03DSC_3115R.jpg


ちなみに、お殿様は、玄関右側のこの門からダイレクトにお庭(南庭)に入り、縁側から床の間のある部屋に上がったそうです。

03DSC_3124R.jpg


その門を内側から見ると、

03DSC_3108R.jpg

ここから左にパンすると、

03DSC_3085R.jpg

ここが南庭と東庭の境目。

03DSC_3086R.jpg

その境目にあるのがこの石。
忠石(兎石)といって、月待ち行事のいわれになっている石で、旧暦11月23日にこの石の上に月がかかるそうです。
"桂"と"月"は仲良しで、桂離宮が良い例です。

03DSC_3089R.jpg

左に曲がると東庭。
角にあるのが陰陽石だそうです。

03DSC_3088R.jpg


この庭は狭いので、少しでも広く見せるような工夫がされています。

たとえば、トップの写真。
気づきましたか、瓦の枚数。手前側は6枚、向こう側が7枚と枚数が違います。つまり、向こう側の瓦の枚数を増やすことによって1枚の瓦の露出部分を小さくし、遠くにあるように見せています。
また、門を支える2本の柱。手前の柱よりも向こうの柱を傾けてあります。

03DSC_3105R.jpg

ちょっと戻りますが、3枚目と4枚目(クリックすると大きく見やすくなりますよ)、南庭の塀と東庭の塀の接合部で段差ができちゃってますよね。これは、左官がドジで計算を間違えたのではなく、何庭の塀を東(左)に向かって少しずつ低くしてあるためだそうです。
そうやって、遠近感を強調することによって、広く見せているのですね。

この縁側もそうだそうです。
向こうに向かって、幅をツメてあるそうです。歩いても気づきませんでしたが、写真で見ると日本の柱と縁側の距離が違ってますね。

03DSC_3106R.jpg

てぇことを、ご当主が説明してくださいました。ありがとうございました。

03DSC_3104R.jpg


ところで、旧暦の11月23日(たぶん1月)の月待ちの行事、特別公開の予定はないのかしらね。今でも行われているのでしたら、ぜひ拝見したいところです。


ところで、このお屋敷の北東に右田ケ岳という山があります。

03DSC_3135R.jpg

このお庭を造るとき、この右田ケ岳を借景にしようというアイデアはなかったのかしら。もっとも、そうすると枯山水にはならなかったでしょうけどね。
このお庭を造った4代目桂忠晴さんは、よほど龍安寺のお庭が好きだったのでしょうね。参勤交代のときにでも立ち寄って一目惚れしたでしょうか。拝借するにはうってつけの右田ケ岳のような山があるのに、枯山水にしてしまったのですから。


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