今日、病院に行って、4月の血液検査の結果をもらいました。
検査項目のすべてで異常値なし。血圧も、起きぬけで140前後-95前後、日中で120前後-75前後。以前は、起きぬけで160-100程度、日中で135-80程度でしたので、格段の改善です。もちろん、これは薬で管理されてる状態の値ですから、薬を止めるわけにはいきません。
でも、いま1日に7種類の薬、10服を飲んでいますが、
オルメテック(ARB)、
アムロジピン(Ca拮抗薬)、
グルコンサンK(カリウム)が主に効いているようです。以前からの血液検査でカリウム値が少し低いことは指摘されていましたが、ここ半年間カリウム6mg/日の服用で、検査値も血圧も改善されたことから、それ(
副腎皮質からのアルドステロンのの過剰分泌→低カリウム→高血圧)を確かめるために、1泊2日の検査入院をしようかという話になっていますが、とりあえず8月まで執行猶予。
こちらに帰ってから2年近く食事療法(自炊)を続けていますが、それがやっと功を奏したのか、東京にいたときのピーク時からは20kg、こちらに戻ってきてからでも10kg減量しました。おかげで、
BMIも24.3と“
普通”の範囲に入りました(WHO的標準体重までは、さらに7.1kgの減量が必要ですが)。「その効果もかなりあるのではないか」というDrの話。
こんなカンジで、東京時代よりもメチャ健康になりました。収入は激減しましたが、健康はそれに変えられません。
MIMIKO氏と話していました、「何歳で死んでもいいけど、死ぬ直前までは元気でいよう!」と。こっちにいると、それを実現できそうです。東京にいたら、脳梗塞を再発して半身不随、最悪は寝たきりになっていたかもしれません。萎縮性胃炎から胃ガンというステージに進んでいたかもしれません。
せっかくこんなに健康になったのに、核事故による放射線被曝なんかで健康を害されてたまるか!原発に対して「反対だが沈黙」から明示的反対に態度を変えたのは、これが理由です。
もうひとつの理由は、もちろんフクシマです。
フクシマの核事故自体もそうですが、事故に対する政府・行政の対応が、ボクの態度を決定的なものにしました。
自分たちの責任逃れのために事故を過小評価し、その結果、国民・住民の被曝を少しでも少なくしようという処置がなされませんでした。
- 事実把握のためのきめ細かな線量計測すら行われませんでした。そもそも、核事故直後にアメリカやフランスなどから提供された3万台以上の線量計が必要なところに配布されることなく、半分以上が成田の倉庫に眠っているという話です(05/20ごろの話ですが、いまはちゃんと配布されたのでしょうか)。
- 適切な避難に不可欠な情報である放射性物質の飛散予想も隠蔽されました。
- 年間被曝限度を引き上げて「安全だ」としかいいませんでした。
- 避難に当たっては、避難先を用意しないばかりか、避難手段すら用意せずに、「いついつまでに避難しろ。非難しないと責任は持てない」との無責任ぶり。
- 3か月以上たった今でもなお、放射性物質で汚染された表土の除去や除染は行われていません。
- フクシマ以前は野菜や牛乳の安全基準は存在せず、泥縄的に作った暫定基準をもとに「安全だ(出荷制限だ)」と言っています。
- 航空機が墜落して航空機自体の問題が否定できないとき、とりあえず同型機の飛行が中止されて事故の再発を防いでいます。フクシマの核事故でいままでの安全基準(設置基準)が破綻していることが明らかなのに、それを改めることなく安全宣言して、停止中原発の再稼動を促しています。「事故を起こそうとしている」とまでは言いませんが、国民を危険にさらしているとしか思えません。
老いぼれナチスト(石原慎太郎に関しては、怒り心頭に発していますのでこのような表現になりました)の息子・石原伸晃は「反原発はアナーキー(無政府的)だ」と言いましたが、フクシマの事故対応こそがアナーキーです。住民・国民を守るために、政府・行政が何をしましたか。何もしていません。これこそ「無政府的」と言わずして、何が無政府的なのでしょう。
いや、それ以上です。
上記のように、国民の安全を守ろうという姿勢や行動がまったく見られません。それどころか、進んで住民を被曝させています。これは現在進行形です。
それらを見せ付けられて、こんな加害的な政府の下で設置・運転されている既存の原発が安全だと思えますか。建設中の大間原発やこれから建設されようとしている上関原発(ウチから数十km)が安全だと思えますか。ボクには、とうてい安全だとは思えません。万が一の場合でも、政府が助けてくれるとは覆えません。
やっと得た健康を、上関原発のために手放す気は毛頭ありません。